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KONCOS / 日常


KONCOS / 日常

僕らの日常を切り取ったインストゥルメンタル集をつくりました。
僕らの考える日々の生活を、ピアノとギターを使って音楽で表現しました。
午前6時から午前2時までのインストゥルメンタル集。
皆様の日常に寄り添う音楽になりますように。
コンコス 古川太一 佐藤寛

20年近く前だと思う。
HIROSHI FUJIWARA IN DUB CONFERENCEというアルバムが発売された。
藤原ヒロシという、裏原宿のカリスマ、日本初期のヒップホップDJ(当時の僕ら周辺の間違った知識である)とされた稀代の音楽家が突然発表したインストアルバム。
美しく壊れたピアノのメロディー、ミニマムで残響的なドラム、
DUBの意味も知らないまま、僕らはこの奇妙に美しい響きに夢中になり、真夜中のカフェでこの音に沈み込んだ。

その名盤を超える名盤に20年後出会うとは思ってもいなかった。
しかも今作は夜明けから夜更けまで一日中聴けるのだ。
空気のように、自然に。

はたして、このアルバムはお香のようでもある。
日常の空気を、おおげさに変える事なく、目に見えない彩りを与えてくれる。
目に見えない、ということはとても重要な事で、世の中のほぼ全ての大切ことは目に見えないし、わからない。
たとえば、ある実験があって、
水にある時間、想いを伝える。
好きとか愛しいという想いを与えられた水は美しい結晶を作り、
嫌いとか無視された水の結晶は壊れてしまう。
これは水の話だが、
人間の身体も地球もほぼ水で出来ている。
想いは目に見えないが、空気と人間と世界を変えてゆく。
このアルバムには言葉も歌声も無く音しかない。
ただその一音一音、さらには音の無い無音の空間にも、色々な想いや景色、エネルギーが込められていて、それが穏やかに、波紋のように、しかもある決意のようなモノと共に拡がっていくのだ。
そう、決意である。
このアルバムはインストであり、アンビエントであり、一聴すると静かで穏やかな作品である。
しかし、やわらかい響きのその奥に、強く、逞しい意志があるように思えてならない。
美しく響く、という意志が。
北の大地に降り注ぐ美しい雪の結晶のように。
おおげさでも無く、僕はこのアルバムを20年以上聴くと想う。

KONCOSブログで試聴できる午前2時は個人的に今年の心のナンバーワンです。ぜひ聴いてください。http://sunnysunny.me/news/koncos_23.html
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